- 監督
- 細田守
- 制作国
- 日本
- 公開年
- 2009年
- 上映時間
- 114分
- 配給
- ワーナー
- ジャンル
- SF/アドベンチャー/青春
- 映倫
- G
キャスト
- 神木隆之介: 小磯健二
- 桜庭ななみ: 篠原夏希
- 谷村美月: 池沢佳主馬
- 斎藤歩: 陣内侘助
- 横川貴大: 佐久間敬
そこは近未来の日本。人々の日常生活には仮想世界『OZ』が深く浸透し、無くてはならないものとなっていた。高校二年の夏休みをOZでのアルバイトに費やす小磯健二は、天才的な数学の能力を持ちながらも内気に過ごしていた。そんな彼が突然憧れの先輩、夏希からアルバイトとして夏休みに一緒に帰省してほしいと頼まれる。夏希の真意はわからぬままだが、胸を弾ませ夏希の実家のある田舎へと旅立つのだった。
サマーウォーズ 感想レビュー
『時をかける少女』で国内外に高い評価を受けた細田守監督の初の長編アニメ映画作品。
主要登場人物の声優陣は主演の神木隆之介をはじめ若手の俳優、女優が務めている。
キャッチコピーは『「つながり」こそが、ボクらの武器。』
脚本の奥寺佐渡子、キャラクターデザインの貞本義行など『時をかける少女』のスタッフが製作しており、当然絵柄や雰囲気などよく似たものがあるので前作が好きだった人はこちらも気に入ることだろう。
独特の絵柄で、時に激しく崩れたりもしながら描かれる登場人物の表情からは、溢れるような感情が伝わってくる。
世界中の人々が集うインターネット上の仮想世界OZ(オズ)でのトラブルの影響で現実世界にも大きな混乱をきたしていくという、さわりのストーリーだけを聞けば非常に独特の世界観の話なのかと思えば、実際見るとそんなことも無い。
この映画の世界では仮想世界OZが「インターネット」の全てを司っているというような状態なので、早い話「OZ=インターネット」のようなもの。
現実でもインターネットが突然麻痺すれば世界が大混乱に陥るのと同じように、劇中では仮想世界OZのトラブルによって大混乱となっていく。
何でも出来る進んだ仮想世界がある一方で、典型的な田舎の風景、夏の休みを利用して本家に帰省してくる大家族といった、馴染み深い日本の夏が舞台となっている。
テンポ良く進む物語には最後まで惹き付けられっぱなし。
会話の合間にふと沈黙が続き、観る者がほんの一瞬、ん?どした?となる独特の間の外し方は、話題の細田守監督ならではか。
随所で細田流の演出が盛り込まれていて最後まで集中が切れず惹き込まれたまま映画に没頭してしまう。
登場人物の中ではとにかく絶大な存在感があるのが曽祖母。
インターネットやら仮想世界やらといった最近の話はわからなくとも、強い威厳と優しさを併せ持つ昔ながらのお婆ちゃん像は、世のお婆ちゃん子達の涙腺を刺激する。
そんなお婆ちゃんのもとで、家族がぶつかり合いながらも強い絆を持って挑む『サマーウォーズ』に、胸を熱くする人は多いだろう。
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